北海道野宿ツーリング⑬
20日目(8月17日(木)雨→曇時々晴れ)
明け方は小雨が降っていたが9時頃には止んだ。予報より良い。
昨日設営したテントの場所が、木々から雫が逆に集中的に落ちてくる場所っぽかったので移動する。
昼頃からは晴れ間が覗きだしたので、もう1枚のグラウンドシートを広げ、昨日濡れてしまったありとあらゆるものを乾かす。
乾かしながらブログを打ち、15時から電源の使える温泉施設でブログを打つ。
実は全く走らないのはこの旅で今日が初めて。
それも全て三国峠を晴れで通過するため。
明日だけ晴れ間が覗くなら明日三国峠を通ってそのまま稚内を目指す。明後日も晴れ間が覗くなら、明日はナイタイ高原を訪ね明後日三国峠を登る。
天気だけはコントロールできないが、晴れをずっと待つわけにもいかない。こればかりは運命だな。
北海道野宿ツーリング⑫
18日目(8月15日(火)晴れだが目的地は曇り)
もうとうに日付や曜日感覚はない。ブログを書く際も前のエントリーの日付を確認しないと今が何日目で何日なのか分からない。
ロードバイクで旅をしていると1日が職場と家を行ったり着たりするルーティーンの日々に比べてとても長く濃密で、3日前のことが1週間前のように感じるし、同時にちゃんとし数日前この前のような感覚もある。
隣のライダーに挨拶をして一緒に写真をとり、7時位に出発する。
1日晴れだが、目的地の美幌峠を挟んで屈斜路湖周辺は曇り。明日は屈斜路湖周辺は雨になる。
美幌峠から見下ろして、曇でも晴れ寄りなら東に下って屈斜路湖を見に、ガッツリ曇りならまたこっちへ帰ってきて南下するつもりで出発する。
峠までの向かい風がきつい。寝不足で体力も回復していないせいもあるのかほぼ平坦でも時速20kmもでない。
峠に入ってしばらくするとふっと冷たい風が吹き、行き先が曇ってくる。
もうこの時点である程度は察していたが峠を登りきる。ここでもいろんなライダーが挨拶をしてくれるのでサムズアップで返す。
何も見えないかと思ったが意外と見えなくもない。
逆にこの霧具合が幻想的ですらある気がしなくもない。
屈斜路湖側から猛烈な風が吹いている。自転車が倒れそうになるほど。これだけ荷物を積んで斜めに柵に立てかけているのに。
これはもう行くべきじゃないな、と思い美幌町へ引き返す。
湖は見下ろしてこそだと思うし、下っていってもここ美幌峠以上の眺めを期待できないと思う。
ただ晴れていればここからの眺めはすごかったろう。
これも一期一会だから仕方がない。昨日流氷館で最高の眺めが見られれば、別のある場所は曇ってるかもしれない。
峠を戻ると嘘のように晴れている。峠と美幌町を結ぶ道は白樺がサイドに立っていて真っ直ぐで、とても美しい。
なぜ南下するかというと、三国峠を通過したいからだ。その為に美幌町を通って北見へ抜ける。
訓子府町に温泉があるのでそこまで行って、公園にでも野宿する算段で出発。
訓子府町のレクリエーション公園にテントを張ろうと思っていたがいい感じの河川敷が。近くに公衆トイレもあり、下草も刈ってあり、温泉とコンビニにも近い、最高じゃん。
テントを張って食餌をしようと地元の食事処を検索して向かうと2件とも臨時休業。なので結局セイコーマート。
おれも長野県で育ったから分るのだが、田舎の料理屋は基本ナァナァで、都会のように顔も知らない客の批判を受けることがないので色々商売が甘い。
接客態度も悪いし、料理の腕も大して良くないことが多い。
だからお金を落とそうと思っても結局コンビニやチェーン店で食べることになる。
風呂にゆっくり入り、河川敷のテントへ。非常識な害悪キャンパーもいないし、川のせせらぎが心地よく、久しぶりに8時間睡眠を取ることができた。
キャンプ場より快適ならキャンプ場に泊まるメリットは全くないな。
19日目(8月16日(水)曇り→雨)
今日雨の中、上士幌町まで移動して、明日1日雨の中やり過ごせば、明後日は晴れ間が見えるので、そこでナイタイ高原か、三国峠を攻略する。
良いキャンプ場だった。
訓子府町から陸別町を通り足寄町へ至る道は、あまり観光ルート的に有用な道でないためか交通量が少ない。
地図だと近く見えるがそれぞれの集落の距離も40km近くあり、集落の間は基本的に峠となっている。
走り始めてすぐペダルが重い。体力はある程度回復しているので不思議に思い、途中でタイヤに空気を足しチェーンルブを差す。するとペダルが大分軽くなった。
空気を最後に足したのいつだったか。いずれにせよ1週間も経っていないはずだが。一昨日からペダルが重かったのは実は疲労でも寝不足でもなく空気圧のせいか?荷物が重い分エイキョウが顕著に出るのかもしれない。
これからはこまめに足そう。
途中で倒木。
全く知らなかったが日本一寒い町の陸別町の道の駅へ
ここで補給をするがセイコーマートにも道の駅にもゴミ箱なし。
あのさぁ、自宅でしかゴミ捨てられなきゃ誰も旅行できないだろ。有料でいいからゴミを出せるようにしろよ北海道。観光客欲しいけどごみ処理は負担したくないとか甘えだろそれ。
だから路上に捨てるやつが出るし、ゴミ箱置いてる別のセイコーマートにゴミが集中するんだよ。
最近じゃキャンプ場でも持ち帰りが増えてるけど頭おかしいだろ。
ここの道の駅は廃線の駅舎を改修したもので隣町まで1駅分体験操車も出来るらしい。
陸別を出た直後から雨が降り出し直ぐにザーザー降りに。
靴もグショグショ。淡々と淡々と上士幌町まで走る。
足寄町で昼食を摂ろう思ったが、道の駅は混んでいて(大体の場合において道の駅は料理を出すのが遅い)、敷地内の別の店も、挨拶も席への案内もできず、なんかだべっている高校中退で人生舐めてるけど誰でも作れるような肉料理店を出してます的な店しかない。5000円を券売機に入れると、お札は1000円しか使えないようで戻ってくる。うん、神の啓示だわ。やめよ。
じゃあ町内の別の店は?道の駅に案内のあった奴。はい臨時休業。
そういうとこやぞ。
よって安定のセイコーマート。ここはゴミ箱もあった。★5つ。
その辺の橋から川を撮った写真。本州の固めた河と違って北海道の川はどれも美しい。
この日のキャンプ場は上士幌航空公園キャンプ場。
夜中までずっと本降りで、設営も雨の中行う。
パニアもハンドルバッグもぐしょ濡れ。テントの中もそれらから滴る雫で濡れている。
インフレーターマットはあるので寝床は無事だが、こういう日はタープが欲しくなるな。
でもタープがあると1.5kgは重量が増えるからこのためだけにというのは難しいな。
キャンピングカーの人たちは優雅にタープの下でくつろいでいる。
設営して300円の温泉に入り、コインランドリーで3日分の洗濯乾燥をして靴を乾かしビニール袋に入れ、濡れても良いビーチシューズを素足で履いてコンビニで、明日の食糧を買い込みテントに戻る。
明日は降水量が減るが雨の予報だから1日テントにこもる予定。明後日は晴れてくれよ。
北海道野宿ツーリング⑪
17日目(8月14日(月)晴れ)
午後から晴れの予報だったが午前中から晴れる。
午前中に8時半会館の流氷館を見て、それから網走監獄を11、せめて12時までに片付けて美幌峠まで行けば晴れた屈斜路湖を見下ろせるかもしれないと計画を立てる。
まずは流氷館だが、地図では近くに見えるがガチで山の上に立っている。丘とかじゃなく山。
予想外のヒルクライムを経て流氷館へ。
せめてクリオネくらい見て帰るか位のノリで来たのだが、不意打ちで絶景。
知床連峰が全部見える。
一期一会だなぁとつくづく思う。この日が曇りなら、何も見えねぇな、で終わっていただろう。ここからこんな絶景が見えるなんて知る機会もなかった。
クリオネやマイナス40℃体験とかは割とどうでも良くて、この景色こそここに来た価値だった。
まぁうウニウニ羽ばたくクリオネもいっぱい撮ったけれども。
その後ついでに北方民族博物館へ。まさに、皆がついでで訪れることで食ってる博物館といった感じ。
展示品にまとまりがなく説明も少ないのでなかなか楽しむのは難しいは学びはがあった。
文明が崩壊したらこれで仕掛け弓を作ることが出来るようになった。
その後メインの網走監獄へ
特に下調べせず来たが思ったより広大で見どころが多い。
囚人を第一陣として送り込んで北海道を開拓したのも知らなかったし(義務教育の教科書に屯田兵の記述はあったが)、監獄というのが1つの完結した街のようなもので、農業といった食料生産から日用品や道具制作の家事仕事まですべて監獄で可能な限り自給自足していたのは知らなかった。
網走監獄を見るということは当時のそういったもの全てを見るということだと知らなかった。
昼食は現在の網走刑務所と同じメニューの麦飯と焼き魚の監獄A定食
当時の網走監獄で出されていた、麦6米4の飯とたくあん3切れと水みたいな味噌汁のクラシック網走定食とか出してみればいいのに。
なんだかんだ思いっきり観光して14時に。
もう美幌峠は間にあわないが、美幌町のキャンプ場まで走る。
途中美幌のメルヘンの丘で写真を撮っていると10代のカップルにカメラを頼まれる。覆面ゴーグルヘルメットのテロリスト状態なのによくぞ声をかけた。撮ってやった。
披露が蓄積してるのか、寝不足なのか、朝の予想外のヒルクライムのせいかスピードが全く出ない。これではとても美幌峠は登れそうもない。
美幌みどりの村森林公園キャンプ場でテントを張る。
出来るだけうるさそうな、偏差値が低そうなテントは避けて端っこにテントを張る。
経験上、ソロは当然静かで、家族連れはうるさいが23時には寝る。一番うるさいのが家族連れでもないのに複数の大人がつるんでるグループ。
といっても混んでるので隣はソロライダーと妥協で家族連れ。
隣のライダーに色々声をかけてもらってバナナチップを貰ったり話してるうちに彼のタープでお酒を奢ってもらうことに。
大阪からきた建築関係の人で、もう夏に北海道に通って25年になるんだとか。
311の時にボランティアに行き、ボランティアをするにはテントを張って朝の4時からボランティアをするために並ばないと参加できないことなど色々話を伺う。
あとは彼のキャンプの、このスタイルに行き着くまでいろいろあったというノウハウなど。
100円で買ってきた魚だとか、半額のチャーシューなどをチタンの網と墨で焼きながらつまんでいると、豊かだなぁとおもった。
ただ自転車で炊事もすると重くなるからなぁ、うーん。
旅先で会うほかの旅人は話していて面白い。旅をする人、というフィルターがつまらない人をある程度弾くんだろうね。
23時には解散してテントに戻る。この日は風もありとても寒かった。
隣の家族連れは予想に反して(子供が小さいうちは早く寝るがコドモが中学生とかになると夜ふかしになるのか)1時半まで大きな声で話しているので、うるさいぞ、と怒鳴ってしまった。
大人しくなってくれたから良かったけどめんどくせぇな
結局朝日が登って鳥が鳴き始める5時には目が覚めるし、みんな撤収を始めるから眠れない。
そりゃ車で家に帰るあんたらはいいけど、こっちは明日も自転車なんだから勘弁してほしいもんだ。
3日連続寝不足。特にこの日は睡眠時間3.5時間…
北海道野宿ツーリング⑩
15日目(8月12日(土)→晴れ)
朝の5時から昨日1時まで騒いでいたクズ連中が騒ぎ出す。殺したい。熊撃退スプレーをかけて蹴り殺したい。武器を持つと思考が乱暴になっていけない。
ウトロの街のバスターミナルから9時半のバスで知床五湖へ行く。バスでが出る前にキャンプを撤収しコインランドリーで洗濯を済ませる。
Twitterで既に今朝も熊が出て、8時半、つまり朝初っ端から閉鎖になっていたのは知っていたのだが、再開後1回目にかける。
バスはでもなんだかんだ五湖までも30分はかかる。やっぱ麓からゴリゴリのマウンテンバイクで滝まではきつくないかこれ。
バスでも街から45分はかかるし基本的に登りだし。
10時頃からずっと知床五湖フィールドハウスで再開待ち。今日は1日これに投資したから限界まで待つ。食料と水も持ってきた。
安全確認に2時間とか言っていたが、結局再開したのは12時半。4時間は待った。
第一回目で講習をうける。頼むからこの20分で誰か熊を見つけるなよと落ち着かない。
幸い熊は出ず、出発することができた。ちなみにここ数日の目撃情報
このような木道やそうでない道を歩いていく。今日に限って熊鈴を忘れるが熊撃退スプレーは持ってきた。
最初こそ熊が出るかもという緊張感があるが徐々にただのハイキングと化す。
色々写真を撮るが曇りなので映えないし、また湖自体も飛び抜けて美しいというわけでもない、とりわけそれが1日と半分を投資していればなおさら。
ここは、熊が出て見れない日があるというプレミア感と、熊が出るかもというスパイスが根幹なんだな。
それがわかっただけで後腐れなくこの地を去れる。
バスで街へ戻るが、自然センターで乗り換え待が55分もあったので、センターの人に55分くらいで行けるウォーキングコースがありますか、と聞くとフレペの滝コースがあり、今日はまだ熊で閉鎖になってないというので見に行く。
もうウトロのキャンプ場は嫌なので(管理人はいい人だったけども)斜里町のクリオネキャンプ場を目指す。ウトロの町に戻ってきたのが17時だったので
ここから40kmは途中で日が暮れてしまうが、晴れているし先に進んでおきたい。
知床北西の海岸沿いの道はとても綺麗だった
知床は海と空の境界線が曖昧で、なぜか他の場所よりも海が空に近い色に感じる。
知床半島からサロマ湖までの道を荷物も積まないでぶっ飛ばしたら最高だろうなぁ。
今まで走ってきてこのあたりが一番気持ちがいいかもしれない。
晴れていたし見たいもの見れたので志気が高く、巡航速度も30km近く出る。
知床半島が終わると斜里町までは広大な畑の中を抜けて走って行く。えりも岬の西が馬、東が牛、この辺で初めて畑を見たかもしれない。
クリオネキャンプ場に着いたのは20時前。隣に温泉があり、最終受付が20時なので急いで入浴。
キャンプ場は満員で、一緒にキャンプに来たんじゃないかというくらい近くにライダーの隣にテントを張らせてもらう。
このキャンプ場は施設が充実していて、共同のハウスで調理や洗濯やシャワーが使え、自由に充電もさせてくれるし、漫画がやたら充実している。幌馬車的な移動式コテージもある。ガレージでは映画を上映していてライブステージもある。
値段も500円程度だった気が。もし俺がライダーだったら知床やサロマ湖や屈斜路湖観光に行くならここを拠点にするなぁ。
充電させてもらっている間ハンターxハンターを選挙後から読み返すが、たった4巻だけど異常に時間がかかり、やはりヒソカとクロロ戦は理解できるまで読み込む気がしない。メモを取れば読めるかもしれないが
充電が終わって23時頃テントに戻り爆睡。
16日目(8月13日(日)くもり)
網走へ向かう。
網走まで走って午後から網走監獄と流氷館を見学するか、サロマ湖まで走って向こうで一泊して明日網走へ戻ってきて監獄を見るか迷う。
朝のうちは日が出ていたがくもりに
濤沸湖を通り過ぎるがくもりだしまぁそんな綺麗でもない。
原生花園駅で駅舎を撮ったりしたくらいで、淡々と網走へ
正直もう海岸線には飽きて来ていたがサロマ湖までは自分のけじめとして走るつもりだった。
足の調子もいいし、監獄は雨の日でもいいので、とりあえず晴れ寄りの曇りのこの日にサロマ湖まで走ることに。
網走から能取湖を通り、サロマ湖手前まで、オホーツクサイクリングロードというのが通っていた。
行くまで知らなかったのだが。
恐らく廃線を利用したサイクリングロードだと思うが、車道より能取湖の湖岸近くを走ることができ、舗装もきれいで木々が木陰を作っていてとてもいいサイクリングロードだった。
夏の暑い日にぶっ飛ばすなら最高だろう。途中2台くらい他のサイクリストとすれ違ったくらいで空いた。
とちゅう途中にSLがおいてあったり
能取湖はまぁ、うーん。そらきれいだけど見飽きてきたよね。
サロマ湖の北東の岸ワッカ
観光センターとレンタルサイクルがあり、多くの家族連れがママチャリで先端のワッカの湧き水まで走っている。
まぁただの湖だし、西側まで走って戻ってくるほどでもないと確信したので、ここワッカだけ観光して網走に引き返すことに確定。
ワッカの湧き水も味わって網走へ引き返す。
結局140kmほど走ったかな
網走湖畔に無料のキャンプ場があるのでそこで一泊。
風呂は網走の街の銭湯。
隣が語っちゃう系ライダー3人組でやはり24時くらいまで眠れず。
23時までには寝てほしいなぁ。
この辺りでようやく分かってきたのだが、盆休みでどこのキャンプ場も混み始めていた。普段キャンプなんかしないから知らなかった。
旅を始めた頃は空いている期間だったから気にならなかったが、キャンプ場って睡眠をとるのが難しいんだな。耳栓が必要とは知らなかった。
自然の中で、町の中にいるときよりもむしろ隣人からストレスを受けるとは、なんと皮肉なことか。
北海道野宿ツーリング⑨
14日目(8月11日(金)晴→曇)
この日は待ちに待った知床峠。予報では確実に晴れなのは午前中。テントを乾かす暇も惜しい。朝露が多少ついていたがテントを袋に突っ込んでさっさと峠をのぼりはじめる。7時前。
傾斜は5〜8%を13km。この荷物なので楽ではないが登れないこともない。
羅臼岳を見ながら折り返し折り返し登っていく。
この旅で ちゃんとした峠は初めてだが、やはり自分は海沿いを走るより峠や森を走るのが好きなんだと再確認した。
海風よりも山の澄んだ空気のほうが好きだ。暑い日差しと登り坂と木陰と冷たい空気。登りきった達成感と景色とダウンヒル。
北海道ではライダーがよくサムズアップで挨拶をしてくれる。
関東で道志とかを走っていると、むしろバイクとロードバイクは仲間ではないという関係なのだが、北海道では同じツーリングをしている者同士仲間という文化がある。
この日も多くのライダーが抜いていくときに応援してくれた。その度に親指をあげて挨拶を返す。
天気は選べない、特にロードバイクで長期ツーリングならなおさら。ここに晴れた日に来れたことがとても嬉しかった。
登りきって石碑と写真を他の観光客に撮ってもらい、またとってあげる。
ダウンヒルを始めると海が見えることに気づいた。そうか、西側からは海は見えるのか。
同じ峠でも登る方向で景色が全く違う。知床峠はどっちから登るのがより面白いだろうか。
西側の麓から2kmほど登ったところに知床自然センターがある。次は知床五湖を観光したい。
9時頃インフォメーションでどう観光するのかを聞いている最中、知床五湖で熊が目撃されたので地上遊歩道は閉鎖されたとアナウンスが入った。ここ数日毎日出るらしい。
一度目撃されると安全確認にスタッフが入り2時間は再開しないらしいので、先にカムイワッカの湯の滝を見に行くことを勧められた。
自転車でも行けるらしいが11kmほどダートらしい。クロスバイクとEバイクを貸し出していたが、ブロックタイヤではないので行けるのは知床五湖までだとか。
もし自転車でカムイワッカの湯の滝まで行きたければウトロの街でマウンテンバイクが借りられるとのこと。
素直にシャトルバスで行くことにする。
また、滝は見るだけでは何も面白くなくて、滝を登って初めて面白いとのことなのでその場でアクティビティに申し込む。当日予約ができてよかった。12時の回だったのだが、9時45分のバスに乗っていっていいとのことなのでさっと乗り込む。
バスに乗ってから分かったのだがカムイワッカの湯の滝はめちゃくちゃ遠い。知床五湖までの舗装道でも10分ほどかかるのに、そこからさらに20分ほど砂利道を走る。しかもかなりの登り。
距離と傾斜に加えて砂利道に力を奪われるのだから、知床峠を登るより辛い気がする。
普段からロングライドしてない人じゃたどり着けないんじゃないだろうか。街から知床自然センターまでもかなりの登りだし。
カムイワッカの湯の滝でバスを降りてヘルメットを借り滝を登る。
滝と言っても緩やかな川の先に2m位の緩やかな滝があって登っていくだけ。
下調べをしていなかったし気にもしてなかったのだが、水温が暖かい。川に温泉が合流し水温が20から35℃位に保たれているらしい。
登っていき源泉に近づくたびに水温が上がっていく。
昔は5つ滝を登れたらしいが危険なので今は4つだけ。一番高い滝のところに監視員の人が居たので話しかけると、熊は毎日出ているらしい。積極的に人を狩るわけではないから遠くから見かけるだけのようだが。腰には熊撃退スプレーが。持ってきたのと同じ銘柄。
下ってバスに乗って自然センターに帰り昼食。
嫌らしいことに自販機を置いておらず、センターに寄生している無添加とか好きそうなヒッピー系大学生みたいな半端な連中がやってるカフェしか無い。カレーが1500だか1800円。ラベルだけ張り替えたようなミネラルウォーター200円。セイコーマート以下のクオリティーの唐揚げとポテトがセイコーマートの2倍の値段。典型的な寄生虫ビジネス。
ここより高い場所にある知床五湖には自販機があるので言い訳はたたないよな。
しかしこれから五湖までロードバイクで登るのに空腹で水もないとキツイので渋々買う。今思えばトイレの手洗いの水でもくんどけばよかった。
ポテトと唐揚とボトル2本で2000円近い損失。国だか自治体の施設にこういったゴミ業者入れるのやめろよ。
知床五湖まで登るがきっつい。知床連峰の写真とかゆっくり撮れるのがバスにはない特権ではあるが登りがきっつい。
登っている途中でふーっと霧が降りてきて気温が下がる。やはり山は午前中だな。昨日の午後登ってたら羅臼岳は見えなかったかもしれない。今朝登ってよかった。
知床五湖を見るには15分ほどの講習を受けて許可証をもらう必要がある。7月はガイド付きでないと入ることもできない。
250円を払って講習を受けている最中、また熊が目撃されて閉鎖されたとアナウンスされる。250円は返金。
バスで来て見れなくても充分凹むと思うが、あの登り坂を登ってきて見れないと尚更くるものがある。
この時すでに14時半近く、安全確認に2時間で講習の受付が17時までなのでこの日はもう無理だろうと受付の人に言われる。
見れなかったという悔しい思い出だけ持って帰っても仕方がないので、ウトロのキャンプ場で1泊してからまた明日街からバスで来ることにした。もう1度登ってきたくはない。
帰り道のダウンヒルは寒く、登りはきつい
ウトロとのキャンプ場は満員で、夜中までキャンプ場全体に聞こえるような声で騒ぐ反社みたいなおやじ連中のせいでよく眠れなかった。
なんで偏差値が低い連中はアウトドア好きなんだろうか。
北海道野宿ツーリング⑧
12日目(8月9日(水)雨→曇り)
夜通し雨が降っていたが起きた時に汗ばんでいた。明らかに昨日一昨日より気温が高い。
雨が降り続けていてやる気が出ず、グズグズ9時頃公園を出る。
しっかり雨の中テントを撤収したのは初めてかもしれない
根室の街を横切り、すき家で朝食を摂っていると、ボトルを公園に忘れてきたことに気づく。取りに行って結局10時出発。7kmのロス
すぐに靴がジュボジュボ音を立てるほど濡れる。
根室から出て春国岱が見える辺りの景色はかなり良さそうだっったが雨でよく見えず。
風連湖もよく見えない。
濡れた靴で景色も見えず走っていると、なんでこんなことをしてるのか分からなくなる。
1日中走るのは構わないし、荷物を積んで登るのもいい。でも景色が見えず濡れた靴で走っていると、そもそも自転車に乗っている理由が喪失してしまう。
来週もこんな有り様なら関東に帰ろうと思いながら淡々と走る。
午後になり雨が止む。明日は午後から晴れ、明後日の午前中は晴れの予報なので、明日の午後に知床峠を渡れるように進んでおかねばならない。
尾岱沼ふれあいキャンプ場に泊まるつもりだったが、明日野付半島を見るときに標津の「海の公園」キャンプ場から引き返した方が時短になると思い、標津まで進むことにした。
15時頃、ほんの僅か1分ほど雲の合間から日光が指した。
いったい何日ぶりだろう。たったそれだけで精神状態に非常に大きな変化が起き、ペダルが軽くなったのを感じた。
ずっとネガティブな気持ちで漕いでいたが、日光が少し当たっただけで大分ポジティブな思考ができるようになった。
根室には申し訳ないが、あの町が晴れるイメージがどうしても持てない。常に霧に包まれて雨が降っている気がする。
だから早くあの街から離れたかった。
このキャンプ場は海が見え広々として素晴らしかった。
テントを張り、温泉に行き、濡れた靴下と濡れた靴のままコインランドリーへ行き洗濯と靴を乾かす。
靴用の乾燥機がないので服用の乾燥機に放りこむがまじで乾かない。500円以上使い80分くらい回してなんとか乾いたが。
靴を濡らすのは余りにも割に合わない。もう雨の中走るのはやめよう。
13日目(8月10日(木)雨→晴)
天気予報でも雨雲レーダーにもなかった雨が朝から降っている。
靴を濡らしたくないので出発できない。
知床には設備の整ったコインランドリーがないからだ。
結局9時頃まで小雨が降ったり止んだりが続き、出発できたのは10時半だった。
本当は、早朝に出て、野付半島を見て帰ってきてからテントを撤収し出発し、今日のうちに知床峠を登るつもりだったが早くも予定が崩れる。
天気予報では、今日の午後と明日の午前中が晴れ。今日の午後に知床峠を登ってしまえば明日の午前中に晴れの中知床五湖を観光できる予定だったのだが。
野付半島へ
12時頃から久しぶりの晴れに。
やはり日光が差すと気持ちいいが暑い、暑いが気持ちいい。
堆積した砂でできた半島だが、毎年地盤沈下や侵食などで面積がどんどん減っていて、昔は森だったところも海水の侵入で木が立ち枯れていっている、そんな場所らしい
地図上で見て面白い場所が人間視点で見て面白いかというとそうとも限らないな。
一応観光センターから歩いて30分の先端へ
世界の果て感はあるけどまぁそんな面白くはない
昼食は観光センターでカレー。よくもまぁこんなルーだけのボンカレーにも劣る品物を700円で売れるなぁ。
なんだかんだ14時頃半島を出て羅臼(らうす)の町へ。
途中知床半島が見えてテンションが上がる
羅臼の町は地図状だと僻地も僻地なのだが、意外と大きな町で大きめなセイコーマートのレジにも行列ができているほどだった。
周囲を電気柵で囲って熊よけにしている。一度熊が遠くからキャンプ場を見ていたことはあったらしいがよく出るということはないらしい。
ランドリーとかもなく純粋な昔ながらのキャンプ場という感じ。管理人の夫妻もとても感じが良かった。この日は満員状態で中国人家族とかもキャンプを楽しんでいた。
道路の反対側には熊の湯という源泉をモルタル出固めた湯船に引っ張っているだけで、更衣室以外にはシャワーも蛇口もない原始的な温泉がある。
設営後に入りにったのだが現地の主に、何もする前からマナーを守って入れと注意を受ける。
無料だから良いけど、こういうめんどくさいのはお金で払って解決したいものだ。お前のその態度はマナー違反じゃないのかと毎回思うのだが。
こちらだって他に選択肢があればそっちで入浴をすませたい。
温泉のヘリに座って、桶でお湯をかけ、体や頭を洗い、また温泉で流す、という手順なのだが、どうも人が何人何十人も入ったお湯で流すというのが受け付けない。
中には歯を磨いて温泉で口をすすいでる人もいたがちょっと感覚が違うんだよなぁ。
温泉を冷ます用の水が引いてあったので、最後にその水で身体をすすいで良いということにすることにした。
まぁ温泉自体は熱くて気持ちは良かった。
ランドリーを回したり余計なことに時間を使わなかったし、夜遅くまで騒ぐ馬鹿もいなかったので、この夜は九時間くらい爆睡できた。
北海道野宿ツーリング⑦
10日目(8月7日(月)雨)
腕が寒くて24時頃から深く眠れず、灯台がずっとチカチカとテントを照らすので、顔にバラクラバを載せて凌ぐ。眩しくなくなったのは朝日が登ってからで、4時半頃。
テントを畳む前に、フライシートをタオルで拭いたりしていたがその後またザーッと降り無駄に終わってしまった。
雨が弱まった隙にフライシートはドライバッグ、インナーテントは元の袋につっこみ撤収する。
今日明日は特に気温が寒く雨が強い予報だけれども、その先も太陽が出る予報ではないので進まねばならない。その覚悟はしてきたはずだと出発する。
一気に根室市まで行き、明治公園にテントを張る。そこから先の納沙布岬まで往復45kmほどあるので今日は無理だろう。
まずはキャンプ場の使用許可書を温泉施設に返却しに行く。雨は霧状。
充実したいい温泉だった。
ここで件のPaoPaoビールのウィンドブレーカーから防風防滴のハードシェルジャケットに着替える。昨日霧雨の中温泉からキャンプ場に戻ったが全く寒くなかった最強装備。
また44号線ではなく北太平洋シーサイドラインを走るので根室まで補給ポイントがないので浜中町で重めに補給。いつも通りおにぎり2つを積み水分も1.5リットル積む。
走り始めてから同じ方向に走る自転車ツーリストを挨拶を交わして追い抜く。
44号線とシーサイドラインの分かれ目を過ぎると小まめなアップダウンが続く。この辺りで霧雨から本降りに変わってきたのでハードシェルのパンツも履く。
初日なら感動したろうがもう見飽きてきたので写真も撮らずにただ走る
10時頃から土砂降りに変わり、ハードシェルのお陰で体は無事だが靴がずぶ濡れに。
なにより驚いたのが雨の冷たさ。実際には濡れてないのに冷水のシャワーを浴びたように冷たかったし、ダウンヒルでは直接素肌に風を浴びているかのように風が冷たかった。
後で調べたらこの日の根室の気温は最低気温15℃。一週間前は36度の世界にいたのに今はその20℃下を走っているとは。
ハードシェルがなかったら低体温症でジ・エンドだったな。
あとロードバイク向けに、フードのないレインジャケットを売っているが、ああいうのはあくまで日帰りでスピードを求めてる人向けであって、こういうツーリングには絶対に適さない。フードを被って首までジッパーを締めて、その上からヘルメットを被らないといけない。
寒くて必死なのでただ根室に向かってヒルクライムとダウンヒル繰り返す。
途中フレシマ湿原に寄ろうか走りながら迷う。
湿原まで行っても雨で見えるだろうか、湿原までは長いダートなのでまたパンクするかもしれない、ダートもこの降水量では水溜りだらけか粘土状になってやしないか、パンクしたらこの雨の中直すのか?ダートの途中でパンクしたら先へ進もうが戻ろうがまたパンクするんじゃないか、そこまでのリスクを犯す価値があるのか。
悩んだが今回は止めることにした。雨の中走るということは雨の中パンクするリスクを負うことだと、この日まではっきり理解していなかった。
またこの気温で走行不能になったら場合によってはリカバリー不能になりかねない。
同じ理由で落石灯台も近くまで行ったが止めることにした。入口から徒歩で往復1時間位かかる上に、その道は水たまりだらけで、ここに差し掛かった時恐らく最低気温の15℃位になっていて、さらに靴はびしょびしょだった。雨はほぼやんでいたが。
根室の近くの車石位は見てもよかろう、天然記念物らしいし、とナビに入れておいたのだが、こいつもよりによって岬のド先端にあるので結局岬の上まで激坂をヒルクライムする羽目になった。ダートはなかったが。
まぁ、まぁ岩ですよ。見たので根室市街へ
次にコインランドリーで素足になりシューズを乾かす。
そして夕食を老夫婦がやっているラーメン屋で済ませた。
美味しかったし量も多く、その上巨大なおにぎり(セブンイレブンのおにぎりの3倍くらい)をサービスで付けてくれた。
大盛りにしようか悩んだがしなくて本当に良かった。地方に来ると値段自体はそこまで変わらないがとにかく量が大きい。
おばさんいわく、この日の気温がここでは普通で、数日前の30度超えが数十年振りの異常気象だそう。
「あれ、案外北海道暖かいじゃん」と思った俺が北海道を舐めていたことが判明。
その後明治公園に忍び込みテントを設営。先に入浴にしようと思ったが20時頃から雨らしい。雨の中の設営は避けたい。
市内2つの銭湯の内、この日が定休日じゃなかった方で入浴。
昔っからのザ・銭湯で、小さい頃に荒川区で通っていた銭湯を思い出した。
折角靴を乾かしたのに銭湯から出てきたらザーザー降りでまたシューズが湿ってしまった。天気予報通り。
そしてコインランドリーに入り2日分の洗濯をしてテントで就寝。
周辺にキャンプ場がないので車中泊組が沢山いて、施設もキャンプ場並みに整ったいい公園。料金を支払いたいくらい。
長袖のお陰でよく眠ることができた。
11日目(8月8日(火)雨)
流石に4時頃は足先が寒くて一度目が冷めたが、6時くらいまで寝ることができた。日中の気温変化と同じ位夜も気温変化が激しいので、テント生活では一度も起きないで朝まで眠るのは案外難しい。
今日は昨日よりむしろさらに気温が低いくらいの予報で、1日中雨。
だが、今日納沙布岬までの往復45kmを片付けてしまわないと、明日に次の80km先のキャンプ場へたどり着けない。晴れなら120kmは行けるかもしれないが、雨だと16時頃からぐっと気温が下がるのでそこまでしたくない。
10時頃までブログを書いて最小限の荷物だけ積んで残りはテントに残し出発する。
ブログをこの生活の中つけるのは面倒なのだが(キーボードもないし)、書いておかないとどんどん記憶から消えていってしまう。誤字誤変換だらけでも拙い文でもとりあえずは書いておかねば。
しかしつくづくキャンプツーリングは性善説に基づいた活動だと思う。
自転車を置いて入浴したりテントに荷物をおいて(たとえそれが有料のキャンプ場だとしても)観光に行ったりと、たった1人の悪意で全部ぶち壊されてしまう。
他の国を旅する時、例えば前にあったキムさんとかはどうしたんだろうか。
着替えてテントから出たら20mほど先に鹿がいた
ここ市街地に隣接した公園内なんだけど普通に歩いてるものなんだな。野生の角付の雄鹿を見たのは初めてかもしれない。
上下ハードシェルで納沙布岬へ。二度目の朝食はセイコーマート。
セイコーマートは神なんだけど毎回オニギリと肉類のホットスナックだと飽きてきたな。すごく美味しいけどね。
でもロードバイクだと食事時に食事処に居られることは難しく、とりわけ北海道なら尚更だから、セイコーマートばっかりにならざるを得ない。
もう半分ツール・ド・セイコーマートだろ。
最初は雲の中にいるような濃霧的な霧雨だった。
北側の道から時計回りで納沙布岬を回るルート。
釧路線で会った八王子の隣駅のロード乗りのおじさんから、北は余り人が住んでないと聞いていたが実際そうだった。
最初はどこも寄らないつもりだったがまずは灯台へ
天気は選べないので濃霧は濃霧で楽しむ。霧と灯台の写真も乙なものだ。
灯台から海へ降りる道があったので荒々しい太平洋を撮る。
その後アイヌのチャシ跡を見学
円上に壕がほってある台。
地形なんてすぐ変わりそうなものだが、この程度の穴でも数百年変わらないのはなんか不思議だ。
確かに人が生活するには狭すぎるので砦か祭壇程度のものだったんだろう。
12時を回りそうなのであとは崎へ走る。気温が下がる前に、遅くとも16時には帰りたい。雨も本降りになりまた靴がびしょびしょに。
コロナでもう数年休業中のオーロラタワー
建物には大量のウミドリが止まり、駐車場には草がお生い茂り、霧でよく見えない。劇場版パトレイバーのバビロンプロジェクトのようでかっこいい。
あとは何も見えないが納沙布岬で記念撮影をし、右翼がテントを張って拠点にしている北方領土系の施設は全部スルー
ここで景観を乱して馬鹿な音をたてて車で走ってれば領土が返って助けになると思ってるんかね。こういった方々ってお仕事は何をされてるんでしょうか。北方領土奪還のためにご協力くださいとかいって付近の飲食店からみかじめ料とってそう。
そう言えば北方領土問題対策センターの公式ゆるキャラのエリカちゃんのツイッターがネット右翼臭くて話題になってたが、まーた変な連中が税金吸ってんじゃないだろうな。
まぁいいや
何も見えないけど、この東端へこの瞬間に到達したということだけが大事なので写真を撮って帰る。
途中最東端の郵便局へ
郵便を出しに来た地元の御婦人と少し言葉をかわす。晴れてれば納沙布岬は綺麗だったらしいことと、この気温がやっぱり普通なんだとか。知ってたら来なかったと思います…。
テントに戻って入浴の装備をとって、昨日とは別のもう一軒の銭湯へ。
するとさっきの右翼連中が11人もぞろぞろ街宣車から降りてきて同時入店。あんなもんに11人もおっさんが詰まってる理由は何なんだよ。
入れ墨が入っているが、中年太りの貧弱な品が悪いだけのオジサン達。この辺の漁師の方々とは二の腕の筋力量が違う。
迷彩パンツ履くならせめて鍛えろよ。どうせ暇なんだから筋トレぐらいしたらどうか。
じっくり入浴して生き返り、コインランドリーで洗濯と靴を乾かして今日は終わり。
次は知床を目指して北上する。が明日も雨のち曇りなんだよなぁ。