チャリの呼び声

教員の仕事や趣味の自転車等について(新しい自転車が届くまで部活動死ねブログ)

北海道野宿ツーリング②

3日目(7月31日)

6時頃目が覚めたのでそのまま起床。こういうカプセルホテルスタイルだと寝たもの勝ち。


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麦わら海賊団とのコラボ期間らしい。最初は面白かったのよねこの漫画。俺が小学校の頃から連載してる漫画を20代の同僚教師が大好きっていうんだからすごい。

 

内部はこんな感じ
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なんとデッキだと電波が入ることが判明したのでKindleに本をダウンロードしたり、ツーリングマップルのアプリで行き先を調べたり忙しく過ごす。

 

ダイナモハブからUSBの電源を取る装置が動かないので返品手続きも済ませる。これだけで予定が大幅に狂う。大迷惑。

 

朝食も1200円と高額なので昨日買っておいた冷凍おにぎり。

昼は食堂でキーマカレー。750円。まぁまぁ許せる範囲。

 

13:30下船。昨日のライダーに手を振ってお別れ。船内では見かけなかったなぁ。もっと話したかったがそれぞれ行き先がある。そういうものだ。

 

下船した時点でまだ北上して千歳から帯広に抜けるか、このまま南東へ進んでえりも岬を目指すか迷っていたがえりも岬にすることに。

 

苫小牧にはサイクルベースあさひがあるので、まずはサーモスのボトルを購入しに向う。

あったので購入。ポディウムとかで薄い断熱材入りの保冷ボトルとかあるがまぁ正直なんの役にも経たない。サーモスの真空断熱ボトルしか勝たん。冗談抜きで通常ボトルだとお湯になる気温の中で2時間後もちゃんと冷たいのは流石。ボトル自体は熱いのに中身は無事。サーモスは神。

 

購入してそのまま使いますと言うと、店員さんがわざわざ水でゆすいできてくれた。四国一周のときも玄関口にあったサイクルベースあさひの店員さんに親切にしてもらったな。

 

そのまま店員さんに、千歳から行くかえりも岬から行くかアドバイスを求めると断然えりも岬ですねとのこと。

そうしましょう。

 

すき家で軽食をとり苫小牧の街を出ると、すぐに真っ直ぐで信号のない道が続く。涼しいしこの時点で来てよかった。

 

フェリーで会ったライダーが、熊は見たことがないが鹿は至るところにいる、と言っていたが本当にいた。

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17時ごろに道の駅「むかわ四季の館」に着く。

まだ走れそうだったので次の40km先の温泉まで走ってしまおうと思ったがやめてここで一泊する。

17時から温泉に入り、露天風呂でずっと空を眺めたりして過ごす。

そもそもなんで次の温泉まで急ぐ必要があると思ってしまったんだろうか。別に行きたいところをすべて回る必要もないし。なんだったら全く走らない日があってもいいし、19時頃まで走ってテントを張り、また翌日早朝から走り出すなんて苦行をしに来たんじゃなかったんだった。500円の入浴料だって20日でも1万円じゃないか。毎日17時から2時間温泉につかってテントで寝る、これほど豊かな時間の使い方があるだろうか。

 

このまま異世界転生したら確実に人類を滅ぼす側に回りそうな精神状態だったが、学校の外に出れば世界は美しいし人間も捨てたものじゃない。それを確認しに来ているんだった。そういう時間が誰にでも必要だし、俺には今必要なんだな。この7年間本当に同僚の公務員は糞だった。

今この瞬間もクソだと思うけど箱庭の中で毎日部活をして去年と同じ今年と来年を過ごせばいいよ。下らない言葉遊びばかりに時間を費やして教師として何も成し遂げずに校長と副校長も死んでいくがいい。君等を思い出す生徒なんていないだろうけどそれを残念に思う心もとうにないだろうし