チャリの呼び声

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ロードバイクで四国一周旅⑩ 8日目

8日目 宇和島城松山城

4月3日(日)走行距離約112 km獲得標高約950 m(途中までGPS入れ忘れ)

青いところがこの日走った場所

7:40

レストランのないホテルだったので隣のコンビニで食事を買って部屋で食べ、7:40頃出発。

次のスタンプポイントはここから北の「西予市」にある「どんぶり館」。どうでもいいけどフェリーで上陸したのが東予だから、西予と東予めちゃくちゃ離れてるな。

 

今回の旅ではスタンプポイントの営業時間までの時間つぶしが発生するが、そうでないなら、ホテルの朝食開始を待たないで出発するのもいいのかもしれない。結構ホテルの朝食は軽いので、ロードバイクだと昼まで腹がもたないこともある。

宇和島市から西予市までは獲得標高約475mの峠を越えていく。

8:28 峠からの眺め

四国に来て初めてみかん畑を見る。そういえば愛媛を走っているんだった、と思い出す。しまなみ海道からスタートする人は逆に初日以来久しぶりにみかん畑を見た、となるんだろう

この辺りでGPSが入っていないことに気づく。登ったのに記録が取れてないとなんか損した気分になる。

 

 

8:52 スタンプポイント どんぶり館

どんぶり館

朝から人が結構入っている予想よりは大きな道の駅。外れのほうにあったのだが、インターの出口付近にあったからだろうか。せっかく「どんぶり館」なんて名前なんだから、当時の私は何故ここで朝食を食べることを思いつかなかったんだろう。スタンプだけ押して西予での目玉へ進む。

 

どんぶり館の近くを流れる肱側(ひじがわ)

9:25 見えてきた

 

9:28  わらマンモス

小マンモスは毛刈り中

一周チャレンジの公式サイトにも載っていた藁マンモス。この時期が毛の生え変わりの時期らしく、小マンモスはひっくり返されていた。

遠慮がちに

あんまり人の田に入るのもあれなので、ちょっと自転車を立てかけて記念撮影。JRの線路が近くに通ってたので電車からも見えるのかな。

 

 

10:55 スタンプポイント 八幡浜みなっと

海岸線までくだり、八幡浜市へ。

1周コースで一番狭い道を通る。

ここがコースなの感

写真を撮っておけばよかったのだが、撮らなかったので、stravaの走行記録と記憶を頼りにgoogle mapでサルベージ。

地面の青いラインが公式コースの証明

もっと広い道も通っているのだが何か事情があったのだろうか。

ある日自宅の前が一周コースになったらどういう反応になるんだろうか。「へぇ~、ここが、あらそぉ~」みたいな感じだろうか。

 

全スタンプポイントで最大規模か

「みなっと」の名前のとおり、港の中にある道の駅。おそらく全スタンプポイントの中で1番賑わっていた。

トイレがなんか凝っていて、ガラスの天井のようになっていて落ち着かない。中の食料品売り場&イートインコーナーで昼食にする。

ちゃんぽんだっけな、あと地鳥かなにか

「みなっと」を出たら、あとは瞽女トンネルというめちゃくちゃ長いトンネルを抜けて、「夕焼け小焼けライン」という穏やかな海岸線の道を通って、松山市へ向かう

 

 

11:45

11:58

12:00 この旅一番穏やかな道

 

12:19 長浜大橋

「どんぶり館」の脇を通っていた肱川と再会。走ってた当事はそんなことは知らなかったが。調べるとずいぶん面白い流れ方をしている川だ。

この長浜大橋は、1周コースの新長浜大橋と平行して架かっている国指定重要文化財の可動橋。

跳ね上げ橋の機構は現役らしい

第二次世界大戦のときに機銃掃射を食らった跡が残っている。こち亀でおなじみの勝どき橋も、私が物心ついたころにはもう動かなくなっていたので、結局1度も可動橋を見たことがない。この日は動くところは見れなかったが、産まれて初めて可動橋を見たんだな。

新の方で川を渡ってしまってからこの橋に来たので、この長浜橋で向こう岸へ戻り、もう一度こちらに渡ってから旅を続ける。

 

12:38 8日目だがまだ桜が満開

 

13:12 スタンプポイント ふたみ

穏やかな砂浜

10ヶ月経っても写真もないのに覚えていて笑ってしまうのだが、ここではミカンソフトクリームを食べた。天気も最高で階段に座って海と砂浜と人々を眺めながらくつろいで食べるソフトクリームは最高だった。ほぼ1周走ってきて、色々な海岸線を走ったが、癒しという評価基準で考えると、この夕焼け小焼けラインが一番かもしれない。

しまなみ街道を通って、この夕焼け小焼けラインを通り、佐田岬から九州へフェリーに乗る、いつかこのコースで九州へ行ってみたいものだ。

 

14:42 松山市内 ワクチン反対行進

 

14:45 松山城

遠くに小さく見えるのが天守

松山城のふもとの城山公園では、桜まつり的なイベントが行われていた。バンドが舞台で演奏していて、食料を販売する車も何台も止まっていた。

私は松山城をそこまでよく知らないで来たのだが、この公園から見る天守の小ささを見て驚いた。こんなでかいのかと。

入り口 石垣が高い

入り口にロードバイクを止め、ワイヤーをかけ、パーカーとジャージに着替えて、天守へ登っていく。

宇和島城も広かったが、松山城はそれより遥かにでかい。写真を撮りながら30分近くかけて天守

天守前の広場からの眺め

入場料を払って天守へ。連立天守というらしく、天守と小天守とそのほか2つの建物が廊下でつながり、1つの構造物になっている。

ここまで来るのも大変なのに、ここからさらに攻め込むのはきつい

 

4つの建物の真ん中の中庭からの眺め

 

 

鎧や刀などの展示品を見ながら順路を進んでいく。

具足

天守への階段

天守

天守から眺める天守

この日は日曜でめちゃくちゃ混んでいたので、あまり写真が撮れてないのが残念。

VR技術を使った、敵兵になって松山城を攻めてみよう、な映像コーナーもあったのだが、お子さん達が並んでいたので遠慮した。

 

天守最上層

天守最上層もこれまで見た城の中で一番広かった。

これまで見てきたどの城も眺めはすごかったが、松山市が開けているのもあり、ここは別格だ。

天守からの眺め

天守前の広場が見える

一通り見学し終わって、天守前広場でソフトクリームを食べる。桜ソフトが売り切れだったので、いよかんソフトを食べながら桜と他の観光客を眺める。

日曜だけなのかもしれないが、鎧を着た3人組が一緒に写真を撮ってくれるサービスをやっていた。

撮影係の人

「あっはっはではござらん。お姫様なのですからおほほでお願いしますぞ。では撮りますぞ。はい、松山城!」と鎧武者が希望者と掛け合いをしながら写真を撮っている。若干、私も一緒に撮りたかったが、混んでいたし、照れもあり一歩踏み出せなかった。

桜も満開で天気もよく。とても楽しかった。

初日からここ松山城までほぼ1周回ってきたが、途中雨もあったが、結局抑えたいポイントのときは雨は降らなかったし、道中どこへ行っても桜が咲いていた。どの城で写真を撮っても天守と桜が一緒に写っている。

しかしまぁ、とんでもない城だ。ピラミッドすごいとか言うけど、わが国にもすげーのあるじゃん。

 

 

17:50 道後温泉

翌日1日で残りのスタンプを回収して、2日後に、朝からしまなみ海道を渡って帰る。天気もよさそうだ。

とりあえず松山城を去り、道後温泉へ寄る。千と千尋の神隠しのモデルとなった温泉らしい。

 

こう撮ると良い感じだが実際はこう

ガッツリ改修中

今後何年もかけて営業しながら改修作業をするんだそう。一応営業してるので入れるのかと思いきや、朝から整理券を配っていて、30分刻みで決まった時間にしか入れないらしい。そしてこの日の分は当然売り切れ。

ここへ来るまではそこまで興味もなかったのだが、人間いざ入れないと言われると、ここまできたら意地でも入ってやろうという気になる。

整理券は、もう忘れてしまったが、朝5時30だか6時だかから配布しているらしい。

また、この温泉は皇族専用の入り口と皇族専用の浴室があるらしく、その見学もできるらしい。この見学の予約はこの日の内にできたので、とりあえず翌日の10時からで申し込んでおいた。

 

ここで意地でも道後温泉に入るなら近くに宿を取らねばならない。

google map で検索し、ホテルパティオ・ドウゴというホテルで一泊することに決定。

道後温泉ありきのホテルなので、道後温泉が改修中の現在は、ただの大浴場もないビジネスホテルである。

フロントの人によれば、この歴史ある道後温泉の他に新館があり、そちらなら入れるようだ。しかし、そこまで歩いて日曜で観光客だらけの温泉に入りに行くほど興味はないのでやめておいた。一応仕事柄これでも感染しないように人並みには気を使ってはいる。

 

夕食を食べに出かけ、食べる場所を探して街をウロウロしていると、地元のおじさんに声をかけられた。もし食べる場所が決まらないならこの割引券をあげるからこの店はどうか、とお店を紹介された。ありがたく割引券を頂きそこで食べることに。

まぁ入ってみたら飯屋じゃなくて酒場だったのだが。

やはり酒を頼め圧がすさまじい。一応料理を出す店なのだから、料理だけ食べる人間に配慮できないなら、美味い料理を出しますみたいな偽装はやめて、ここは居酒屋なんです感を前面に出し、酒だけ売れやと思うのだが、まぁ一杯だけ焼酎のお湯割を頼んだ。早速高知での誓いを破ってしまった。

食事は鯛飯を頼んだのだが、出てくるのも遅いし、いざ出てきても米に芯が残ってるしでまぁ、いまいちだった。所詮、飯屋ではなく居酒屋だ、という逃げ道を残しながら作る鯛飯なんてこんなものなのかもしれない。

おじさんの好意に免じて許してやろう。

 

そういえば7日目の記事で、この旅で不味いものを食ったことはないと書いてしまった。

この旅で不味いものを食ったことはないという誤解を与えてしまい申し訳ない、再発防止に努めてまいります(日本の議会公式の謝罪様式)。

 

 

その後、部屋でゆっくり半身浴をし、整理券に備えて早めに就寝。

 

 

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