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ロードバイクで四国一周旅⑤ 3日目

3日目 東かがわ市→宍喰温泉 

2022年3月29日 移動距離約131.39km 獲得標高約738m(GPS入れ忘れのため実際はもっと)

4800円の宿、AZを8:10ごろ出発。

この日も曇りで寒かった。四国一周チャレンジジャージは半そでなので、ここまで出番なし。四国は暖かいと勝手に思い込んでいたが長袖ジャージを持ってきておいてよかった。

20分くらい走り、ボトルに水を入れようと自販機に止まるが、ボトルが無い…。宿の玄関で自転車を組み立てているときに忘れたようだ。急いで戻ってから出発しなおし。

 

9:17分に香川県とお別れ。徳島県へ。

香川県とお別れ

夏の晴れた日だったら気持ちがいいのかもしれないが、曇り空で寂しい景色を走る。

 

9:52 鳴門スカイライン入り口へ

鳴門スカイライン入り口

鳴門スカイラインは、島田島と大毛島をぐるっと巡る道路。海の反対は淡路島。

スカイラインの名の通り勾配はそこまできつくないがそれなりの獲得標高のヒルクライムコースになる。入り口付近には板東俘虜収容所という第一次世界大戦のドイツ兵捕虜の収容所跡地が残っていた。住民と仲が良かったらしい。

島をつなぐ橋を渡っていくルート

ヒルクライム中は足をついたら負け」の俺理念からあまり写真をとっていないが、普通の峠といったところ。

 

10:30  四方見展望台到着

展望台は四方見の名前の通り、全方向にパノラマが楽しめる展望台。遮るものがなく全方向見下ろせる展望台も意外と珍しいかもしれない。遠くの湾やダムなどが一望できる。晴れてればもっと綺麗だっただろうが、一周の旅中ずっと晴れというのも難しいだろう。



 

展望台付近 展望台までの最後のストレートな登り

 

千鳥ヶ浜から淡路島方向

ダウンヒルをして千鳥ヶ浜から大鳴門橋を眺め、鳴門市へ。今度は淡路島から上陸するときに来たいものだ。

このあたりでサイコンの走行記録が止まってることを発見。まだ3日の付き合いなので、お互いぎこちない。

 

 

鳴門市に入り、つかの間の市街地へ。コンビニでおやつとビニールテープを購入。

まずバーエンドキャップがどこかへ行ってしまったのでほつれない様にビニールテープで補修。確かこのバーテープについてたのが銀色のキャップでダサかったので、別のバーテープに付属してた黒いキャップをつっこんだんだけど、今思えば確かに緩かった。

気づいたら無かった

そしてフレームバッグのマジックテープをビニールテープで封印。

こいつは信号で止まるたびにサイクルパンツを引っ掻いてうっとおしいったらなかった。グローブもそうだがマジックテープ製品はサイクルジャージ等に引っかかって毛羽立てるので不快だ。

普段あまりつけないから分からなかったが、私にはフレームバッグはどうも合わない。ボトルは2つ積みたいし、フレームバッグを積むくらいならボトルケージを増設して輪行バッグかツールボトルを積んだほうが私には快適そうだ。

マジックテープうざい

 

その後市内で適当に食事を済ませて、阿南市のこの日最初のスタンプポイント「公方の郷なかがわ」へ

 

 

13:53  公方の郷なかがわ

カバ

天気が怪しい。ご当地手作り風カップアイスを売っていたので購入して食べたが、ラクトアイスでがっかりした記憶は残っている。

1つ前のスタンプポイントの「津田の松原」とここ「公方の郷なかがわ」が、1番スタンプポイント間の距離が長い。これだけ走ってやっとスタンプ1個。

ここ阿南市から先は高知市まで人口の少ないエリアになる。

 

 

 

 

「なかがわ」から1時間ほど だんだん景色が田舎へ変わっていく

 

 

15:45ごろ スタンプポイント 日和佐

初お遍路さん

この旅初のお遍路さんを見かける。

道の駅「日和佐」自体の写真は取っていなかったが、近くにJRの駅もある結構大きな道の駅で、無料で入れる足湯が設置されているようだが、コロナ渦のため閉鎖されていた。

1時間ほど前から降り始めていた雨が、スタンプを押してジュースを飲んでいる間に本格的になってきたので、このまま行くならウィンドブレーカーではきついと思い、サドルバッグからシューズカバーとポンチョを取り出して出発した。

この時点で16時だが、次のスタンプポイントの宍喰温泉はスタンプカードによると20時までやっているようなので、そこまでは進んでしまいたかったのだ。

 

 

16:33 南阿波サンライン

南阿波サンライン入り口

ここはgoogle map上でみて楽しみにしていたコースなのだが残念ながら雨。

 

だったのだが、登り始めたら雨がやんでしまったのでポンチョを脱ぐ。が、路上で濡れたポンチョを畳んで袋に戻すのが本当に苦痛。地面において畳めば砂利が付いてしまうし、かといって空中で畳んでも、ぴったりサイズの袋にうまく入らない。

雨具は、使った後にどうか?という視点で選ぶのが大事だと分かった。濡れた雨具をとりあえずしまっておくスペースを用意するとか、すこし大き目の収納袋に移しておくとか、上半身は風さえ防げれば濡れても大したことは無いので、ジャケットは通気性のいい本格的なものよりもとにかく薄さ重視にするとか。

 

 

サンラインに入ってからは車の1台ともすれ違わなかった。生活に使う道路は北に平行して55号線が通っているためで、雨上がりのマイナスイオン的なひんやりした空気と私ひとりだった。

 

映えないが、雨あがりの空気が気持ちよかった

こういう風景を左側に見ながら

登ったり下ったりしながら道が続いていく

普段からやはり交通量が少ないのか、猿とイノシシを見かけた。ロードバイクに乗っていると猿はよく出会う。イノシシは写真には撮れなかったが、こっちに向かって来なくて良かった。



17:30ごろ、日も傾いてきた。サンラインを抜けて引き続き宍喰温泉を目指す。

沈み始める太陽と幾層にも重なる山が作り出す色のコントラスト本当に綺麗で、サンライン出口近くにあった灘神社に失礼して写真を撮ったのだが、残念ながらうまく記録に残せなかった。

つむり氏のように、流石に一眼レフを担いでロードバイクに乗るほどブログを真剣にやる気は無いが、性能のいいコンデジはやはり必要だと痛感した。今回のような場合、高さがほしかったので、ドローンでもあればいい写真が撮れたかもしれない。

今後ドローンがさらに小型化したら搭載してみようか。

いいカメラがほしい

谷にたまる雲とか

 

 

18:30分ごろ スタンプポイント 宍喰温泉 着

翌朝撮影

本日3つ目のスタンプポイント、宍喰(ししくい)温泉へ到着。ホテルリビエラ宍喰。

日もすっかり落ちていた。スタンプを探すが、観光案内所は閉まっていた。温泉の受付の人に聞くと18時までだったようだ。スタンプカードをよく見てみると、観光案内所は18時までで、温泉の受付が20時まで、という意味のようだ。いずれによ、ここでスタンプを押せたとしても、次のスタンプポイントへこれから向かうのは無理。室戸岬の先だもの。ここで一泊。

 

流石に温泉に併設されたホテルなので11000円程度支払ったが、温泉と朝食付きで何よりこの部屋である。トイレとシャワーつき。本当に安い。

一人で泊まるには勿体無い部屋

しかも受付の人のご好意で館内にロードバイクを置かせてくれた。これは我々にとっては何よりも本当にありがたいのですよ。

翌朝ちゃんと待っていたロードバイク

 

夕食は館内のとてもちゃんとしたレストランで。食べたいものが2つあったので豪勢に両方オーダー。

天丼セット 1000円なり

地鶏のローストチキン、1000円だった記憶

阿波尾鶏。 あわおどり?

 

ロードバイクで走れば結構何でも美味しいが、ここの料理はウェイターさんに、これ美味いですね、と言ってしまうぐらい美味かった。

洗濯機を回し、温泉も2時間くらい入り倒し就寝。


いい部屋といい飯といい温泉で万全の状態で4日目へ。


四国へ来てからまだ3日で、まだ全行程の半分も走ってないのだが、もう東京を出てきたのが1週間前のような不思議な感覚だった。

 

 

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